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Moog・ARP・Oberheimなどヴィンテージシンセの買取相場

押し入れのシンセが古いアナログ機なら、現行のデジタル機とは別の物差しで値が付きます。現行機は新モデルが出るたびに相場が下がります。一方でOberheimやARPの古い機種は、流通する台数が少ないため、上限額が高いまま残りやすい傾向があります。

当サイトは、買取業者の公開価格を出典つきで集めています。この記事では、そのデータからヴィンテージ系の機種を取り上げます。Roland・KORGのシンセはRoland・KORGシンセの買取相場・TR-909で扱っているので、ここではMoog・ARP・Oberheim・Waldorfなどを中心に見ます。

ヴィンテージ機の相場は、希少性と個体の状態で決まる

ヴィンテージ機の査定額を左右する要素は、大きく3つあります。

  • 流通台数の少なさ
  • 全ボイスが正常に鳴るか、チューニングが安定しているか
  • 外装の傷や、後から加えた改造の有無

特に3つ目は注意が必要です。MIDI改造のように実用性を上げる改造が評価される機種もあれば、純正の状態を好む買い手に敬遠される場合もあります。

下の金額は、どれも価格データにある「上限額の参考表記(個体の状態で下振れあり)」です。実際の提示額は、この金額より下がることがあります。上限額の読み方は楽器買取の『上限価格』の読み方に詳しく書いています。

Oberheim・ARP・Moogの上限額

当サイトのデータにある実例を、出典のまま並べます。出典はすべてFive G(https://fiveg.net/?mode=f250)です。

Oberheim

次の4機種を引用します。

  • 4 Voice:500,000円
  • Matrix-12(USA):400,000円
  • OB-Xa:230,000円
  • SEM:150,000円

OB-X、OB-8もOB-Xaと同じ230,000円で、同じブランドでも機種ごとに大きな開きがあります。ブランド名だけで相場を決めつけず、型番を確認してください。

ARP

ARPは2機種です。

  • ARP 2600 + Key:500,000円
  • ARP Odyssey(白):145,000円

2600はモジュラー構成に近い大型機で、Odysseyは持ち運べるサイズの機種です。同じブランドでも、上限額に3倍以上の差があります。

Moog

Moogは次の4機種を引用します。

  • IIIc w/Ribbon:2,500,000円
  • Minimoog reissue 2022:300,000円
  • Multimoog:140,000円
  • Taurus:90,000円

IIIc w/Ribbonは当サイトのデータ全体で最高額の一つです。Minimoog reissue 2022のように近年の復刻版でも、300,000円という上限額が付いています。Moogの現行機や後期型はMoog・Sequentialシンセの買取相場でまとめています。

WaldorfとSequentialは、機種で値の性格が分かれる

Waldorfのデジタル寄りの機種は、ヴィンテージ系より金額が落ち着いています。出典はFive G(https://fiveg.net/?mode=f251)です。

  • Micro Wave XT 24:65,000円
  • Blofeld Keyboard:34,000円
  • Blofeld:22,000円

Pulse2は30,000円(出典:Five G https://fiveg.net/?mode=f250)です。

Sequentialは、古い機種と新しい機種で金額が大きく違います。出典はどちらもFive G(https://fiveg.net/?mode=f250)です。

  • Prophet-5 Rev.2:380,000円
  • Prophet'08:35,000円

同じProphetの名前でも、約11倍の開きがあります。名前が同じでも世代で別物として扱われる例です。

現行デジタル機との値動きの違い

現行機の例として、RolandのFANTOM 8を見ます。楽器買取Qsic(https://www.gakkikaitori.com/price/keyboard.html)には「192,000円〜210,000円(中古〜新品同様)」とあります。

ここで気をつけたい点があります。Qsicは状態ごとの幅を載せ、Five Gは上限額だけを載せています。表記が違うため、金額の大小だけで機種の優劣は比べられません。

見るべきは値動きの性格です。現行機は新モデルの登場で相場が動くため、売るなら早いほうが有利です。ヴィンテージ機は、動作品が市場に出る数が限られます。慌てて安く手放す必要はありません。

売り時の考え方は楽器を高く売る準備と売り時・査定前の確認にもあります。

査定に出す前の5つの確認

次の5つを順にやっておくと、提示額の下振れを抑えられます。

  1. 型番とバージョンを確認する。Prophet-5のRev.2とRev3のように、世代で金額が変わる
  2. 全鍵盤と全ボイスの発音を確かめる。鳴らない鍵があれば、そのまま伝える
  3. つまみとスライダーのガリ(接触不良)を確認する
  4. 電源アダプター、元箱、マニュアル、ケースを揃える
  5. 改造や修理の履歴を、わかる範囲で書き出す

状態の伝え方は楽器買取の状態ランク(A/B+/B/C)の違いが参考になります。複数の業者に同じ情報を伝えて、提示額を比べてください。

相場の確認には、出典つきのデータを使う

ヴィンテージ機は個体差が大きく、一つの金額だけでは判断できません。出典と日付がわかるデータを複数見て、自分の機種の位置を確かめてください。楽器相場ドットコムは、これからも出典つきの相場データを積み上げていきます。

よくある質問

Q. 動作しないOberheimやARPでも売れますか。

売れる場合があります。ただし、データの金額は動作品を前提にした上限額です。ジャンク品は大きく下がることがあるので、故障箇所と症状をそのまま伝えて、見積もりを取ってください。

Q. 自分でMIDI改造した機体は査定で有利になりますか。

機種や買い手によって評価が分かれます。実用性を上げる改造を好む場合もあれば、純正の状態を好む場合もあります。改造の内容と、元に戻せるかどうかを伝えると、査定が進みやすくなります。

Q. 復刻版や現行の再販モデルも、ヴィンテージ並みの値が付きますか。

付く機種は限られます。たとえばMinimoog reissue 2022は上限額300,000円(Five G)ですが、同じ復刻系でもARP ODYSSEY Rev.1は「35,000円〜45,000円(中古〜新品同様)」(楽器買取Qsic)です。復刻版は、機種ごとに調べてください。

Q. 型番がわからない古いシンセは、どう調べればいいですか。

本体の背面や底面に、型番とシリアルナンバーが刻印されていることが多いです。ない場合は、パネルのロゴと鍵盤数、つまみの配置を撮影して、査定時に写真を添えてください。型番が曖昧なまま売ると、世代違いの安い機種として査定される恐れがあります。

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