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遺品・形見の楽器の整理 ── 手順と気持ちの整理

ご家族が遺された部屋を片付けていると、長年大切にされていた楽器が出てくることがあります。ピアノ、ギター、管楽器――どの楽器であっても、それは単なる「物」ではなく、その方が過ごした時間そのものでもあります。どうすればいいのか、すぐに答えを出せなくて当然です。ここでは、遺品・形見の楽器と向き合うときに確認しておきたいことと、選べる選択肢、そして気持ちの整理について、できるだけ静かに進められるようまとめました。

まず、急いで決めなくていい

遺品整理の中では、他にもやるべきことが多く、楽器の扱いについて急いで結論を出さなければと感じてしまうかもしれません。しかし、楽器の状態は、屋内で保管されている限り数か月程度ですぐに大きく変わるものではありません。まずは他の遺品整理の目処が立ってから、落ち着いて向き合っても遅くはありません。

楽器の種類と状態を確認する

判断を進める前に、次のことを確認しておくと、その後の選択肢を考えやすくなります。

  • どんな楽器か(ピアノ・ギター・管楽器など)
  • メーカー名・型番(本体の側面や裏面、ヘッド部分などに記載されていることが一般的です)
  • 保管されていた場所や環境(湿気の多い場所ではなかったか)
  • 付属品(ケース・保証書・説明書など)が残っているか

種類がわかれば、当サイトの「買取相場チェッカー」で型番を入力し、大まかな相場観を調べることもできます。急いで答えを出す必要はありませんが、状況を把握しておくと、後の判断がしやすくなります。なお、電子ピアノやアコースティックギターなど楽器の種類によって、状態が評価される観点はそれぞれ異なります。詳しくは「電子ピアノ・鍵盤の買取相場」「アコースティックギターの買取相場」など、当サイトのカテゴリページでも一般的な傾向を紹介しています。

選べる選択肢を整理する

楽器の扱い方には、いくつかの選択肢があります。どれが正解ということはなく、ご家族の状況やお気持ちに合わせて選んでよいものです。

  • 誰かが弾き継ぐ ── ご家族やご親族の中に楽器を弾く方がいれば、そのまま譲るという選択肢もあります。
  • 手元に残す ── すぐに手放さず、形見として手元に置いておく選択肢もあります。
  • 必要としている人に譲る・寄付する ── 楽器店や地域の音楽教室などが、楽器の寄付を受け付けている場合があります。
  • 売却する ── 手放すことを決めた場合は、買取という選択肢があります。

いずれの場合も、正解・不正解はありません。時間をかけて、ご家族で話し合いながら決めていただければと思います。

ご家族・ご親族との相談

楽器は形あるものですが、その扱いにはご家族それぞれの思い入れが関わることがあります。ひとりで判断を進めてしまうと、後になって「先に相談してほしかった」という気持ちのすれ違いが生まれることもあります。特に売却や譲渡など楽器が手元を離れる選択をする場合は、事前にご家族・ご親族へひとこと伝えておくと、後々の気持ちの負担が軽くなりやすいものです。

相続に関わる手続きについて

複数のご遺族がいる場合、楽器を含めた遺品の分け方や、相続財産としての扱いについて疑問が生じることもあるかもしれません。この点については、ご家族の状況によって扱いが異なり、当サイトで一律にお答えできるものではありません。弁護士・税理士など専門家にご相談いただくことをおすすめします。

手放すと決めたときの進め方

手放すことを決めた場合は、次のように進めると落ち着いて対応できます。

  1. メーカー名・型番など、わかる範囲の情報をまとめておく
  2. 目立った傷や破損がないか、外観を確認しておく
  3. 1社だけで決めず、複数の業者に見積りを依頼する

楽器の種類によって、査定方法(出張・宅配・店頭)の向き不向きがあります。大きく重いピアノなどは出張査定に対応した業者が向いていることが多く、詳しくは「出張・宅配・店頭買取の違いと使い分け」で整理しています。業者を選ぶときに見ておきたい視点は「楽器買取業者の選び方」にまとめていますので、判断に迷ったときはご参照ください。

気持ちの整理について

楽器を手放すことは、その方との思い出に区切りをつけるような感覚にもなり、心が揺れるのは自然なことです。手放す前に写真を撮っておく、楽器の一部(ピック・弦・鍵盤の一部など)を記念に残しておく、といった形で、思い出をそばに置いたまま楽器そのものは次の人へ引き継ぐという向き合い方をされる方もいます。どのような形であれ、ご自身とご家族が納得できるペースで進めていただくのが一番です。

※ 本記事は遺品・形見の楽器の整理を進めるための一般的な情報整理であり、相続や法律に関する助言ではありません。相続財産の扱いや分け方については、専門家にご相談ください。掲載している買取に関する情報はあくまで一般的な進め方の目安であり、実際の査定額は楽器の状態や依頼する業者によって異なります。

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